耐震実測

これからは耐震性能も「実測」

建築のクローズアップ、抽象的な眺め。

About

耐震実測とは

人が感じないくらいの揺れ「微動」をもとに地盤を探査する、新たな地盤調査法です。

高精度な地震計「微動計」で振動を観測し、地盤の硬さや揺れ方の特徴を計算。地震が起こったとき、地盤がどのように揺れるかを調査します。

同様に、建物の揺れ特性を微動計で調べる方法が開発され、いよいよ「耐震性能の実測」が可能になりました。

Features

耐震実測6つの特徴

リアルな耐震性能が実測できる

構造計算などで設計性能を担保し、リアルな耐震性能は実測で確認する。
地震に対する安心感(建物の信頼性)が、さらに高まります。

建物と地盤の「相性」を数値化

地盤と建物の揺れが一致すると、大きな災害につながる「共振」という現象が起こります。
耐震実測では、建物と地盤の固有周期を数値化できます。

補強の効果をスコアリング

耐震補強の前と後で実測を行うことで、どれだけ建物性能が上がったかを数値的に比較できます。

規格化された測定分析フロー

測定周辺機器の要求性能、測定方法、データの記録方法、解析方法、レポート形式まで「国際規格 ISO 」で厳密に定められています。

認定資格者による測定

耐震実測に関する資格は「微動探査オペレーター」「耐震実測マイスター」の2つ。
どちらも保有しているプロフェッショナルが測定します。

防災科研による分析

私たちが実測したデータは、国立研究開発法人の防災科学技術研究所に送られ、解析されます。
災害対策のプロフェッショナルによる、客観的で正確な結果がえられます。

設計通りの耐震性能か?

建物の剛性(固有周期)やバランス(重心・剛心)を実測できるので、できあがった建物が設計通りの耐震性能を備えているか数値的に検証できます。

キラーパルス・共振に強いか?

木造住宅のような低層建築では、周期1~2秒の地震動が大きな被害につながる「キラーパルス」といわれています。

建物と地盤の固有周期を調べることで「共振」の可能性を事前に評価し、地震に対する安全性を確保できます。

Case

活用イメージ

新築の場合

躯体完成」と「建物完成」の2回測定がおすすめです。

中間測定で構造的に弱い部分、地盤との共振の可能性が見つかっても、適切な補強により「設計性能」を担保することができます。

耐震リフォームの場合

事前の「現状性能確認」を加えた3回測定がおすすめです。

耐震補強の前後の「実測数値」を比較して、「耐震補強の効果」を可視化することができます。

Frequently Asked Questions

建物性能について、こんな疑問はありませんか?

施主ですが、依頼できますか?

弊社サービスは、オーナー・設計者・施工者など、どなたでもご利用いただけます。

うちの家は「耐震等級3」の設計だけど、本当にその強度がでているの?

「耐震実測」を行うことで、実際にできあがった「建物の硬固さ」や「剛性バランス」、地震時の「地盤との共振」の可能性などが数値的に確認できます。

所有している土地がどんな地盤か調べたいのだけど…

耐震実測(微動探査)を行うことで、地下約30メートルまでの地盤の揺れ特性を調べることができます。
地盤のみの計測は、別途お問い合わせください。

他の地盤調査との違いは?

通常の地盤調査(スクリューウェイト貫入試験)は上からの耐荷重を調べるもので、耐震実測(微動探査)は地盤の揺れやすさ(柔らかさ固さ)を調べるものです。

対応エリアを教えてください。

千葉県内が、私たちの担当エリアになります。
旭市を中心とした車で1時間圏内は、交通費が含まれています。

それより遠い地域では、別途交通費をいただくことになりますので、まずはご相談ください。

Pricing

料金プラン

1回測定

(完成)

  • 設計どおりの耐震性能で仕上がっているか確認できる。
  • 建物の揺れ特性を数値的に確認できる。
  • 建物と地盤の「相性」を数値的に確認できる。
  • 新築におすすめ
  • 設計どおりの性能で仕上がっているか確認できる。
  • 建物の弱いところを施工中に見つけだし、リカバリーできる。
  • 建物と地盤の「相性」を数値化し、事前に対策できる。

3回測定

(施工前・施工中・完成)

  • 耐震リフォームにおすすめ
  • 設計どおりの性能で仕上がっているか確認できる。
  • 建物の弱いところを施工中に見つけだし、リカバリーできる。
  • 建物と地盤の「相性」を数値化し、事前に対策できる。
  • 耐震補強の効果を数値的に比較できる。

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