一石五鳥を狙うには…
気密測定
ブロワー・ドアテスト
Introduction
気密性能とは
壁や屋根、窓などに囲われて
一見スキマのないように見える建物ですが、
実は色々なところに小さなスキマがあります。
たとえば、コンセントやダウンライト。
サッシ周りや、壁と天井の取り合い部分。
小屋裏や床下に接する下地のスキマなど。
そうしたスキマをすべて集めると、
一般的に「高気密」といわれる建物で約120㎠。
はがきサイズくらいの大きさになります。
「気密性能」とは簡単にいえば、
建物全体のスキマの大小を表わす性能値です。
快適な居住空間のためには、
断熱性を高めることと同じくらい
気密性能は重要です。
さらに、気密は快適さ以外にも、
建物の価値、くらしのクオリティーを
高める重要なファクターです。
こうした小さなスキマを測定し、
目には見えない価値を可視化すること。
それが、気密測定です。
Why
気密がいいと5つのメリット
なぜ、気密性能は必要なのか?
それは気密が日々の暮らしと建物に、
さまざまな影響をあたえるからです。
特に重要なものは、次の5つ。
気密性を高めることは、
長寿命・省エネ・快適・健康をかなえる
資産価値の高い建物を実現します。
耐久性
健全な壁内を保ち、
構造の劣化を防ぐ。
省エネ性
エネルギー漏れを減らし
地球にも財布にもやさしい。
快適性
冷暖房効率を上げ、快適な温湿度。
結露やカビ腐朽を防ぎ、健康な環境。
計画換気
ムダな空気の出入りを減らし、
正しい経路から、適量の換気。
信頼性
気密性能は高い施工品質、
ロングライフな建物の証。
01
耐久性
研究によると、1mmのスキマによる壁内へ水蒸気侵入率は約1600倍。それだけ壁内結露の危険性が上がります。
木構造や断熱材の濡れを防ぎ、健全な壁内を保つために気密は重要です。
02
省エネ性
空気1m3を冷暖房するための熱量は、およそ6.8W。気密を高めて漏気を防ぐことは、省エネに大きく貢献します。
C値 2cm2/m2での漏気量*は、1時間に50~120m3。
1cm2/m2になれば、漏気とともに捨てられるエネルギーも、半分に抑えられます。
03
快適性
スキマからの空気の出入りが減ると、家のすみずみまで温湿度をコントロールしやすくなります。
また、体で感じない程度のすきま風でも局所的な結露の原因に。
カビ発生を防ぎ、清浄な空気を保つにも、気密は重要です。
04
計画換気
気密が悪いと、スキマからの空気の出入りが多くなり、計画的な換気ができません。
経路・換気量を計画通りに行うためには気密性を高める必要があります。
計画的な換気により、室内で発生する臭いや湿気、汚れた空気を排出し、健康的な室内環境を保つことができます。
05
信頼性
耐震・断熱性能と違って、シミュレートできない気密性能。
その性能を数値化するには、実測してみるほかありません。
資格をもつ第三者による、規格にもとづいた検査とレポートは、建物性能の信頼性を高めます。
Features
私たちの気密測定の特徴
世界標準ブロワー・ドア
専用ファンで建物内を加圧・減圧し、隙間から出入りする空気量を計測。
大型ファンや複数ファンを使えば、ビルや商業施設など大型建築も測定可能です。
減圧法+加圧法
建物の構成部材により、中からの圧力に弱いもの、外からの圧力に弱いものがあります。また、上昇した暖かい空気で、上階は加圧傾向になります。
減圧・加圧法の両方を使い、より現実に合った性能値を測定します。
「C値」以外の性能値も測定
日本で気密性能といえばC値ですが、世界的には「漏気回数」「外皮当たり漏気量」などがスタンダードです。
世界基準との直接比較や、エネルギーシミュレーションソフトなどでも活用できます。
リーク調査に役立つツール
サーモグラフィやスモークマシーン、風速計など、気密漏れを探すのに便利なツールも取り揃えています。
分析レポート
実測結果は、レポートにまとめてお渡しします。
以下は、実測レポートの一部抜粋です。
Frequently Asked Questions
建物性能について、こんな疑問はありませんか?
施主ですが、依頼できますか?
弊社サービスは、オーナー・設計者・施工者など、どなたでもご利用いただけます。
「高気密高断熱の家」とうたっているけど、実際の気密性能はどれくらいなの?
気密測定(ブロワー・ドアテスト)により、実際の建物の「すきまの大小」を数値的に確認できます。
「高気密」という言葉に厳密な定義はありませんが、一般的にC値で1.0cm2/m2以下のものをさすことが多いです。
世界的には「漏気回数 0.6回/h」「外皮当たり漏気量 1.1m3/h/m2」というものが高スペックの基準値になります。
古い家でも気密測定できるの?
あまりにも隙間が大きい家の場合、住宅用のブロワー・ドアファンでは風量が足りなくなり、正確な測定はできない可能性があります。(おおよその数値は分かります)
その場合は、大きなファンを使ったり、ファンの数を増やせば測定できますが、そこまでして正確な数値を出しても、メリットはあまりないように思えます。
測定のために必要なものは?
平面図、立面図、矩計図、換気計算表などございましたら、事前に共有いただければと思います。
対応エリアを教えて下さい。
基本的には、旭市を中心とした「車で1時間圏内」になります。
それより遠い地域では、別途交通費をいただくことになりますので、まずはご相談ください。
Pricing
料金プラン
オーダー条件しだいで、
さらにお得に。
換気口など貫通孔の事前ふさぎ、
換気風量・空気質実測とのセット発注、
ご紹介やリピート発注など、
さらなるディスカウントの可能性も。
詳しくはお問い合わせ下さい。